第3章 ~隠れ家~
私は、静蘭星に生まれた。
地球くらい海が綺麗で
とても平和だった。
あの日までは。
宇宙海賊春雨による
襲撃。
家族も友達も全員死んだ。
私だけは奇跡的に生き延びた。
そして復讐を誓った。
近くにあった地球に来た。
「・・・そして桂に助けられた。」
「・・うぅ・・・許してくれ・・・グスッ・・・
蒼威殿にこんな・・・過去があったなんて・・・
真選組の・・・ひっく・・・問者と
疑った俺を・・」
気がつくと桂が号泣していた。
「・・・桂。何で泣いてんの?
あと、真選組って?」
「あ・・・ああ
そうだな。
真選組とは―」
「待った。」
「どうした?」
「話したら眠くなった。」
そう言って桂にもたれかかる。
「蒼威殿!?
ふ、布団で寝てくれ・・・」