• テキストサイズ

夢♪銀

第2章 ~隠れ家の前で~


「・・い・・・おい・・おい!」

目を覚ますと、私は
黒い長髪の男に抱きかかえられていた。

「大丈夫か?」
「・・・」

私の体は傷だらけだった。

「何があったのだ」

「・・・」

なにも思い出せない。

「覚えてない・・・」

長髪の男はため息を漏らした。
そして私を優しく立たせた。

「お主、名前はなんというのだ?
 名前くらいは覚えているだろう?」

「・・・蒼威・・・」

「蒼威殿。
 お主の傷が癒えるまで
 俺の家で保護しよう。
 ちなみに俺は桂だ。」

「・・・っうう・・」

「どうした!?」

「あ・・・たまが
 痛い・・・」

立っていられないほどの痛みで
私は意識を失った。
/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp