第11章 1年ズ【八神陸&藤原尊】
ヒース先輩と恭介先輩が泣いてた。
初めてみた先輩たちの涙。
それでやっと実感できたんだったけ、優勝したこと。
奈々頑張ってたな…。
私は何をした?
何もしてない…。
?「お前らもかよ。」
1年ズ「!?」
菜々海「ヒース先輩!それに恭介先輩に2年ズ←!」
結局みんな集まっちゃった。
来年は穂積先輩と歩先輩、陸、尊、菜々とスト部を引っ張っていくのか。
頑張らなきゃ!
みんなでお花見してるのに、楽しくない…。
なんで?
陸も尊も、奈々だって満面の笑みなのに。
どうして笑えないの?
すると、陸の顔が目の前に来た。
菜々海「うわぁ!?り、陸!?」
陸「菜々海、顔が怖い。楽しもーぜ。」
菜々海「うん。」
奈々「菜々海…。」
そんな時、だった。
尊に頭撫でられた、って言っても髪がぐしゃぐしゃ…。
怒ろうとしたのに怒れない。
なんとなくだけど、尊は励ましてくれてるんだと思ったから。
陸もだろうな。
陸の見て尊が頭なでたんだ。