第5章 人事を尽くして“お前を愛す”？

さっきから火神くんがおかしい……
無口だし、眉間にシワ寄ってるし、歩くの早いし…←自分が遅いだけ(笑)
しかも私置いてかれてるのに、火神くん気づいてない！？

「待って火神くんっ！…きゃっ！！」
「天野っ！？」


……まさかのこけたー。
追いつこーとして、ちょっと走って、何もないとこでこけるとか(笑)
恥ずかしいー！！！
うつむいてたら、いきなり体が浮いた。
私は火神くんにお姫様抱っこされていた。

「火神くん！？///」