第7章 Happy birthday
ー火神の家ー
「……火神くん」
「開けてみ?」
私は小さなかわいい箱をもらった。
器用にリボンを外して中を見た。
「火神くん…これ……」
「…Happy birthday」
ハートがついた指輪だった。
しかも私の指にぴったり。
「あ…りがとぉ…」
「なんで泣くんだよ(笑)」
「だって…忘れてたんじゃないの?」
「彼女の誕生日忘れねーよ、バァカ」
「……バカ?…」
「いや……オレよりバカじゃないけど…」
「……フフっ……ばぁか!」
「!!…かわいすぎんだよバァカ//////」
「ありがと!火神くん!」
「………ゆあ」
「えっ??」