【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第1章 異質な華
「試験までの間に作るのはこれだけですね」
これだけ、と言ってもメール10件分。
1つのメールにつき依頼出来る薬の数は自由であるが、その種類は1つだけである。
「へー、ゾルディック家か。
今回も大量だな」
携帯画面を覗き見ると興味なさそうに告げた。
ゾルディック家には “ 依頼完了 ” という短いメールを1通送る。
「何を頼まれたんだ?あやつらには」
「Sランク1億ジェニーの猛毒5瓶。
Sランク2億ジェニーの万能解毒剤5瓶。
Aランク300万ジェニーの自白剤を2瓶。
Bランク250万ジェニーの止血剤4瓶。
Sランク1000万ジェニーの疲労回復薬を1瓶。
Aランク600ジェニーの疲労回復薬を30瓶。
Aランク2000ジェニーの睡眠導入剤を30瓶。
Aランク1万ジェニーの二日酔い薬が7瓶。
Sランク8000万ジェニーの消炎剤を3瓶。
Aランク1000万ジェニーの解熱剤が3瓶。
しめて18億7614万8000ジェニー」
そのまま携帯を使って計算する。