【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第8章 3次試験
「どうしてそう思うのですか?」
「ハンターには強さも求められるからな」
「なるほどねー」
「もしそうなれば相手は選べないでしょうね。
私となったらどうします?」
それは絶対にあり得ないことだけど。
「刺せるさ。
女だからといって手は抜かない。
加減はするがな」
「えー…どうだろ。
辞退するんじゃないかな、俺なら」
対照的な考え。
「リアはどうするんだ?
もし俺達のどちらかと戦うことになったら」
「勿論戦います。
全力でやって、それでも負けたのならそれは私の実力が及ばなかった。
そう思うだけです」
例えどんな理由であれ、目の前の相手に手を抜かれるなんてことは、この上ない屈辱だ。
「確かにそうだな」
「じゃあもし面接だったらどうするの?
当たり障りのないことでも言うの?」
「いや、嘘は辞めた方が良いぞ。シャル。
嘘ついている時点でアウトだ」
「あー、確かにね」
ネテロさんはそういうのを見抜くからな。