• テキストサイズ

烏と猫と梟と。《ハイキュー!!》

第5章 日常②。



トビオちゃんと朱里ちゃんが手を繋いでハミマから去っていった後、俺たちはこんなことを話していた。

「ねーねー岩ちゃん」

「んだよクソ川」

「あいつら、付き合ってねーよな」

「お、マッキーご名答☆」

「「「その星、うぜぇ」」」

「ヒドイ…」

そう、マッキーが言う通り。

トビオちゃんと朱里ちゃんは付き合ってなんかない。

あの態度を見ればわかるけど…

「でも、トビオが朱里ちゃんのこと好きなのは明らかだったね。俺が貰っちゃおっかなって言ったとき、動揺してたし」

「こういうときの及川って無駄に腹立つ」

「まっつんいつもより冷たい!」

トビオはどうするんだろうね。

あの様子じゃあ自分の気持ちに気づいていないみたいだし。

「むふふ…」

「気持ちわりー…」

「ちょっと岩ちゃん、避けないでよ!」

これから二人はどうなるんだろう?

でもトビオ、お前がうかうかしてるなら、俺が横からかっさらってやるからな。

覚悟しておけよ?

四人で騒ぎながら、俺はそんなことを考えていた。


及川side Fin.


    
/ 286ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp