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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第1章 時代を覆せ


鍵を探していると外が一気に煩くなった。

?)「さっきの人らが来たのか…
こっちも急がねぇと…、…!」

曲がり角を曲がると複数の海兵が銃をこちらに向けて構えていた。

?)「うわ、びっくりした…
おい、俺は敵じゃねぇだろ。なんでそんな物騒な物…」

青年は海軍の服を主張するも海兵達が向ける銃口の先は変わらないまま。

海兵)「青キジさんが言ってた侵入者だ、撃て!」

?)「!
ちっ…あいつ思い出しやがったか!」

響いた銃声にすぐに壁に身を隠す。

?)「こんなとこで能力使ってる場合じゃねぇのに…」

青年は風になり空気に身を隠すと銃を撃つ海兵達の上を通り過ぎる。

?)「くそ…どこに鍵あるんだよ…!
時間もねぇのに……ん?なんだこの石像…」

苛立ちの声をあげながらとある部屋に入ると数体の異様なポーズをとった石像があった。

?)「海兵の石像?石像にすんならもう少し威厳のある表情にすればいいだろ…なんで目がハート…」

石像をまじまじと見ていると外から足音が聞こえ、慌てて隠れようとすると誤って石像を一つ倒し、その連鎖で他の石像も倒れ、大きな音を立てて粉々に割れてしまった。

?)(なんつーピタ⚫︎ラスイッチ…!)

海兵)「おい、今の音…」

海兵)「まずい、鍵がある部屋からだ!急げ!」

?)(?!
この部屋に鍵が…?どこに…くそ、一回隠れねぇと…!)

ガチャッと音を立てて扉が開き、海兵が3人程、警戒しながら部屋に入ってくる。

海兵)「ん?なんだこの石は…」

1人の海兵が床に散らばる石の破片に首を傾げるも、もう1人が壁にある薄いロッカーの扉を恐る恐る開けた。

海兵)「くそ、そんなことより鍵だ!
奪われた…まだ近くにいるはずだから探せ!
軍服を着ているが惑わされるな!」

海兵はすぐにでんでん虫を取り出したり、他の隊に伝えにいったり、放送を流しに行ったりと、各々部屋を出て行った。

?)「おいおい…取ったの俺じゃねぇぞ…」

青年は顔を顰めると部屋の放送から警戒の呼びかけが響き、自分のことが放送されると頭を痛めながら部屋の外へ出た。
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