第6章 前方注意
白)「知らねぇな」
シ)「おいおい、とぼけんなよ。それともついにボケが始まったのか?」
白)「俺にそんなこと言うなんてなァ…
いつの間にそんなに偉くなったんだ、若造が」
シ)「2度も言わせるな。
この船に乗ってるのは全世界が知ってるんだよ」
シャンクスから先程まで浮かべていた笑みが消えるとその場の空気が段々と凍っていく。
シ)「で?クレアはどこにいるんだ?」
誰もがシャンクスの覇気に苦しむ中、白ひげだけがにや、と笑う。
白)「知らねぇって言ってんだろあほんだら。
高い酒の一つ持って来てねぇならさっさと降りな」
シ)「……それがお前の答えか?」
白ひげの言葉にピリッと空気が張るとシャンクスが剣を抜く。
べ)「おい、頭」
それを見てベンが言葉で制しようとするもシャンクスは剣を収めそうにない。
そしてそれと同時に2丁の銃がシャンクスに向けられた。
イ)「その刃先、親父に向けてみろ」
ラ)「四皇だろうと、頭に穴開けるぞ」
船長に銃口が向けられるとシャンクスのバックにいたクルーが全員イゾウとラクヨウに向く。
しかし全員の視線が2人へ向くより先に2丁の銃が床に叩きつけられた。