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名もなき恋物語【ONE PIECE】

第14章 充溢が生む空白


貴)「アぁあァぁあアアあ!!!!」

シ)「っ!?クレアちゃん?!」

頭に膨大な記憶が入ってくる。

頭が割れるように痛い。


…なんて。

そんな難しい話ならどんなに良かったか。

元からあった記憶を、

ただ思い出しただけ。

まるで今日の夢をふと思い出した様な感覚。

なんで思い出せなかったんだろう。

貴)「はっ、ハぁ……!!
ぅ、あぁ…あぁぁアァぁ…!!!」

なんで、忘れていたんだろう。

シ)「っ…、せん、ちょ…!

船長!!!来てください!!!」

なんで、なんで。

ロ)「おい、どうした!」


なんで?


大切な人なのに。

シ)「すいません…!多分、新聞に…!!」

大切な記憶なのに。

ロ)「新聞?………っ、!!!」


忘れるはずが、ないのに。


ロ)「今すぐ船を潜水させろ!!!」

シャチさんの言葉で新聞を見たローが命令を叫ぶ。

貴)「っ、!いや…出して!!」


『俺はエース!お前は?』


貴)「っ、ぅ…あ…!

《コンバート》…!!」


『手の届く距離にいて欲しい』


貴)「《インプレイ》……」


『ずっと、一緒の景色を見て旅をしたかった』


貴)「《ウインド》………!!!!」
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