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バーでの出会い

第5章 自然の中で



2人はしばらくゆっくりと自然を楽しんでいた

すると…


『あのー』


「はい?」


『もしかして、緒方さん…?』


「え、なんで名前…」


『やっぱり!俺、高校の部活一緒だった、奥田ですよ!』

「えっと…」


『あー覚えて、ませんか?』

「…ああ!あのめっちゃ運動神経いい人か!」


『その覚えられ方なんなんですか』

「いや部活の時ずっとすごいなーあの人って思ってたらそういうことに…」


『あはは、緒方らしいな!』

「なに!どういうことそれ!」


『あの、こちらは?』

不機嫌そうな顔で聞いてくる浩二
しかし、紫音は気づいていないようで

「あ!こちらは高校の部活一緒だった奥田くん!同い年だよ」



『あ、そう どうも』


『いえ、こちらこそ えっとこちらは…』


「彼氏の浩二」


『あ…彼氏、さんですか』

『ええ、まあ』


「一応これでも年上です」

『これでもとか言うな』

「ごめん」

『あ、あの、すみません二人でいるところ、じゃあ失礼しま「待って!」


『え?』

「また話そうよ!昔の話したいし!」


『え、でも』

奥田はちらっと浩二の顔を見た

ものすごく睨みつけられてる…のにやっぱ紫音はきづいていないようだ

「番号知ってたっけ?」

『えっ?あ、いや知らない…かな』


「じゃあ教える教える!携帯だして!」

『えっと…はい、』




「登録…っと おっけ! はい!」


『あり、がと』

「また連絡してね!またねー」


『う、うん』

奥田はお辞儀して去っていった

「ふふっお辞儀なんかしちゃって、なんからしくなーい
もっと気楽に話してくれればいいのにねーって顔怖っ」


『…』


「なに、そんな怖い顔でこっち見ないでよ」

『…』


「怒ってるの?」


『…ああ』


「え?!なにに?!」


『別に…』


「別にって怒ってるのに、別にってことある?!」


『知らん』


「ちょっとなに!? 私が奥田と話してたから?!」


『…』

「なんか言ったらどうなの?」
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