第6章 Naughty（良平）

「頭痛い…」　
眉を寄せて、瞼を擦る。

寝返りを打つといつもと違う枕にハッと我に返る。

天井を眺めると見慣れない…

開け放たれた扉の向こうは薄暗い照明がついている。
目をこらして見ると、バーカウンター。

「うん…絶対に私の家じゃない…」


「ん………」

声のする方へ恐る恐る顔を向けると…

知らない男の人のがいる。

血の気が引いた…


とりあえず、自分の状態を確認する…。

「ちょっと待って…何で服…着てない…の……！？」