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Season~声優さんと一緒~

第18章 dish(増田)


「ただいま。」

「あ。お帰りなさい。」

「『あ。』って何?」

「えっ…いや…その…」

目の前にある鍋の蓋をカチャンと閉める。

「何?何?何??」

スッと近づき私の腰に手を回し、耳元で囁いた。

「俺には言えない事?」

私の顎を引いて、唇を親指の腹でゆっくりなぞられると視線をそらす事なんてできない。

長い睫毛は視線と共に下を向き、舌で濡らした下唇が艶っぽく私を誘う。

「ほら?」

「言ってごらん?」

「えっ…と…その…」

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