第4章 伝えたい気持ち
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始まる直前、母親からメールが届く
『関係者席に紗希ちゃんが居たわよ』
その文面に笑顔が零れるのを抑える
「ちゃんといる」
浪「誰が?」
「浪川さんには関係ないです」
浪「でもにやけるぐらい嬉しいんでしょ」
「にやけてないです」
浪「嘘だーにやけてるよ」
「眼科に行ったらどうですか?」
しつこく言ってくる浪川さんを無視し、自分の演技に集中する
3回目に登場した時、僕は関係者席にいる彼女が座っている辺りを見る
あ、目が合った・・・よな
伝わるかな俺の気持ち
この曲が
"嘘と未来と"
----自由side end----