第5章 金曜日
「うるせえな、おいィ、何騒いでやがんでえ?あー・・・・今日びチビ太のおでんはハイブリッドなんですぜィ、赤塚先生ィ・・・」
「え?沖田、チビ太殿の屋台にいるのか?そこにチビ太殿の屋台があるのか?チョロ松殿もおられるのか?」
「・・・バカ言ってないで下ろしてやんなさいよ、何アンタチョロ松ボーイか、縛り屋?ヒゲ子が泣くぞ、おい」
「綾雁さんは十四松ガールです」
「・・・フッ。おそ松くんか?俺は断然カラ松派・・・・・うぶはッ!」
「おそ松くんじゃない、おそ松さんでしょお!?間違っちゃ駄目じゃん、ヅラァ!アタシは断然トド松ガァアール!!!!朝まで生討論いっちゃう?いっちゃう?」
「・・・・看護婦さん、アンタの一撃で涅槃にいっちゃったよ、ヅラァ。ちょっとちゃんと看護してくれる人呼んでくれる?首が明後日の方向に曲がっちゃってるよ、コイツ。CG使わなきゃ表現できない筈の角度でこっち向いててスゲエ気持ち悪いんですけど?流石にマズイんじゃない、コレ。仕事してくれる病院関係者呼ばないとマズイんじゃない?」
「そんなモンいないよおォ!!!」
「うそォ!?」
「・・・・・・・・」
ドアを後ろ手に開けて、全蔵はそっと病室を出た。
「・・・・つくづく退院しといて良かったぜ・・・おっかねえ、チーム211最終形態・・・・」