第36章 月島蛍は審神者である。
「で、『審神者 とは』」
帰ってきた月島蛍の部屋には山姥切国広、そして皆様ご存知こんのすけが鎮座している。
山姥切は恐縮しきりという気持ちなのかまんば布に『くるまる』という状態で殆どメジェド状態だ。
「審神者とは〜…………」
こんのすけが説明しだす。
「と、言う訳です!月島様ッ」
説明しきりうん、と頷くこんのすけにふぅと月島はため息をついた。
「や、僕学生なので無理です」
にべもなく断る月島にこんのすけがにまぁと口角を上げる。
「最近は月島様のようにお忙しい審神者も多いですから一日の『すけじゅーる』を入力すれば済む『とうらぶ』のあぷりをたぶれっとにだうんろーどしておきました」
うんうん、と頷くこんのすけに傍らのタブレットを手に取り調べる月島。