第3章 あるお昼のこと
お昼の時間も過ぎあっという間に放課後となった。凛香は国見と金田一と体育館に向かっていた。
「眠い。今日は休みでよくない?あたし帰る」
金「おい待て待て。」
国「休みじゃないから。眠くなると機嫌悪くなるのやめてよね」
「普通だし。眠いもんは眠いんだよ」
金「お昼の時は元気だったじゃないかよ」
「金田一のせいだ。帰らせろバカヤロー」
国「はいはい。わかったから行くよ」
国見と金田一に引きづられる凛香。周りの人は微笑ましそうに見ている。どこが微笑ましそうなのさ!と凛香が不機嫌に口をふくらませていた。
金「そんなふくらませたら口が潰れるぞ」
国「フグだな(笑)」
「むー!」
金「あー。ダメだこりゃ(笑)」
国「ブスがもっとブスになるぞ。」
「むむーー!!」
金「普通に喋れよ」
「はぁっ!!ブスじゃないし!!多分!」
国「多分ってなんだよ。ブスはブスだろ」
「サイってー!金田一行こ!」
金「うお!引っ張んなよ!」
凛香は引きずられてた手を振り払い金田一を引っ張って体育館へ向かっていった。