第5章 学園祭の決着
「今回は来ていただきありがとうございます」
事務的な挨拶をし顔を上げる
そこにはいつもと変わらぬ柿原さんがいた
気にしてないのかな。ならいいけど……
痛む胸をおさえて挨拶を続ける
「今回は私と佐藤で対応させて頂きます」
柿「よろしく。ところで、内山君と立花は」
佐「翔麻先輩は卒論が忙しくて、立花先輩は別件でいません。なので代わりに僕が彩花先輩の補佐です。あ、佐藤拓斗タクトと言います」
ではと説明を続ける
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「と、こんか感じです」
それからステージや楽屋の確認をし、応接室に戻ると立花がいた
「立花」
小「あ、ごめんね。これ」
「ありがとう」
小「柿原さんすみません。付けなくて」
柿「お前にも仕事があるんだろ」
「えっと、スケジュールが出来たのでこれを」
と柿原さんに渡す
「当日は私と佐藤が柿原さんと立花の担当に付きますのでよろしくお願いします」
柿「おぉ、よろしく」
佐「えぇ!?僕ですか?」
確かに1年には荷が重いかも知れないが内山先輩は4年生で他にもいろいろあるから仕方がない
「大丈夫。拓斗ならできる」
佐「はい!頑張ります」