第3章 頼ること
----徹也side----
「待って!」
その言葉は届いてないのか行ってしまった
内「涼真!お前」
草「内山さん止めて下さい。どーせ俺ら無理だったんですよ。」
胸ぐらをつかむ内山くんの手を退けると行ってしまった
「内山くん」
内「……彩花のこと…お願いしていいですか?」
「分かった」
俺は病院を出ると近くの公園に向かった
そう遠くへは行ってないはずそう考えるとここにいるのが妥当だった
小さな子が沢山いる中
公園の端にある古びたブランコに座っている影を見つけた
新しいブランコがある中そんな端で遊ぶ子供がいるわけがなく
近づくと
『柿原さん』
赤い目で俺をみた