第3章 頼ること
内山先輩と病院に行くと点滴に繋がれた立花と
柿原さんがいた
柿「あ、2人とも」
内「こんにちは」
「こんにちは。立花は」
柿「疲労だって。明日には退院出来るってさ」
そう言う柿原さんも疲れて、何か思いつめた様子だった
「あの、柿原さんもお疲れじゃないですか?あとは、私達が付いていますし、立花の親も来るっていましたから大丈夫ですよ。お休みになってください。柿原さんにも迷惑がかかってしまいますし」
その言葉が気に触ったのか
柿「なんで、なんでそんなことを言うんだ!」
「え」
柿「なんで頼ってくれないんだ!俺にとって立花は事務所初めての後輩だ。だから困っていることがあったら助けてあげたい。そう思ってたのに……
やっぱり俺は頼りないのか」
その言葉で柿原さんがどれだけ思いつめていたのかが分かった
「違います!立花は柿原さんのことをそんな風に思ってません。ただ、柿原さんに迷惑をかけたくなかっただけです」
内「立花言ってましたよ。声優としてだけではなく事務業も頑張って大変だからって」