第5章 嵐は突然に
テストが終わり夏休み満喫していた私のもとに
仕事に向かったのぶ君から電話がかかってきた。
内容は”家に台本を置いてきてしまった。
届けてもらえないか”
ということだった。
電車に乗り指定されたスタジオに向かうと入口の前に
入野さんがいた。
「こんにちは。入野さん」
声をかけると驚いたようにこちらを見た。
入「え。ありつちゃんか。どうしたの?」
今までの経緯を話すと
入「じゃあ、俺が呼んできておげるよ。収録同じなんだ。」
「あ、じゃあお願いします。」
入「うん。そこの休憩所で待ってて。」
そういうと入野さんは中に向かった。
ついたら電話してと言われていたが入野さんに会えたし大丈夫だよね。
そんなことを考えていると
「あれ?りつ。」
名前を呼ばれた。