第41章 If 青城の○○とのカミングアウト

「ところで、さっきの続きだけど」
『憧れの結婚ですか？やめましょ』
「そこまで聞いたら、最後まで話してよ」
『…仁花には、理想が高過ぎると言われました』
「え。そんなに無理難題なの？」
『お酒とタバコ、ギャンブルをする人は嫌ですね』
「俺と松川ダメじゃん」
「他は？」
『私より身長が高い人がいいです』
「これは、全員OKだな」
『(なぜ、ここにいるメンバーで？)』
「及川サン、オールOKなんだけど！」
『女癖の悪い人は昔からダメなので、アウトです』
「ガーン！！」
「つーことは？」
『はじめさんが好みですね』
「おっ、お前なぁ！なにも、こんなとこで言わなくてもいいだろ！」
「え、なに、どゆこと？」
『実は、もうすぐ籍を入れます。それで６月に結婚式するんです』


…………………………。



「……誰が？」



『私が



はじめさんと』



…………………………。


「ええぇぇぇぇぇぇぇっ！？ちょ、及川サン何も聞いてなかったんだけど！！」
「お前に言うとうるせぇから黙ってたんだよ」
「俺は、春風から聞いてたから知ってた。近々、結婚するかもって」
「何でまっつんだけ！」
「俺も、それとなく岩泉から聞いてた」
「マッキーまで…」
『なので、これ。招待状です。結婚式の』
「俺、行かない！」
「おい、子供か」
『及川さん』
「…う」
『及川さんには、仲人をしてもらいたいんです』
「はぁぁぁぁぁっ！？」
『みんなで相談して決めたんです。及川さんならって』
「俺、何も知らない」
「なら、澤村にでも頼むか」
「やだ！それなら俺がやる！…あ」
『と、言うことなので、宜しくお願いします』



(あ、もう１つお知らせがあります)(これだけ驚いたんだから、もう簡単には)(秋の終わり頃に、家族が増えます)(((マジか！！)))