第3章 息抜きの誘い方
『…遊園地?』
「うん!部活の皆で息抜きだって。何かね、団体の割引券があって全員じゃなきゃ割引にならないんだって」
『別に構わないけど、研磨と時間限定のアイテム取るのに協力プレイするから途中でスマホいじってるけど』
「お前な、休みで息抜きの時くらい音駒のセッターから離れろよ」
『東京と宮城何ですから、離れてると思いますけど?』
「そういう意味じゃねぇ、コラァ!」
「た、田中先輩。落ち着いて」
「くっ…」
『別にずっとじゃなくて、1時間以内なんですから見逃して下さい』
「お前、月島に似てきたな」
『はい?私、そこまで口は悪くないと思いますけど』
「かなたちゃんは、口が悪いのではなく本当のことを言ってしまうのです!」
『フォローになってないよ、仁花』
「だってお前、音駒のセッターといる時、ベッタリだろ」
『まさか、研磨の時のようにしろ、なんて言いませんよね』
「……」
『無理です。研磨はいとこで幼馴染みなんです。それに、ベッタリしてるじゃないですか』
「誰に」
『仁花に』
「谷っちゃんにじゃねぇよ!」
「ひぃぃぃ!」
『ほら、仁花がこわがってる。それとも、何ですか?田中先輩にベッタリすればいいと?』
「!?」
「ひぇ!かなたちゃんが……悪い顔してる」
『試しに、(研磨みたいに)シテみます?』
「¥$¢£%#!?す、スススススガさぁぁぁん!」
『ありゃりゃ、行っちゃった』
「かなたちょゃんが、男の人を…て、手玉に…」
『さてと、部活行こうか仁花』
(無理ッス。マジで無理です!春風の顔で…顔で…し、シてみ…ぎゃぁぁぁ!)(お、落ち着け)(何があったんッスかね?)
あとがき
夢主ちゃんにも素直に楽しんで貰いたかった人達→菅原、田中、西谷