第31章 研磨とモンハン 後日談
『仁花、帰ろう』
「うん。お疲れ様でした」
『お疲れ様でしたー』
「おう、お疲れ。気をつけて帰れよ」
「あれ?今日、坂ノ下行かないのか?」
「今日は研磨と用事があるんだって言ってました。『新しいゲームが出たから、朝方まで研磨とゲーム三昧!』って」
「「!」」
「もしかして、モンハンか?CMで最近やってたな」
「前に龍がやってたやつか?」
「あぁ、今度は猫でもモンスター倒すらしいぜ」
「よく春風は出来るな。俺なんて、逃げるので精一杯だったのに」
「ひげちょこだからだよ」
「スンマセン」
「んで、す、すいかじゃなくて、スカイツリーじゃなくて、何か忘れたけど研磨と話しながらやるって…」
「Skype(スカイプ)か?」
「そうそう!それで、話しながらだから捗る(はかどる)って言ってた」
「捗るなんて言葉、日向がよく知ってるね」
「うっせーな、月島このっ!」
「ずりーよな」
「何が?」
「あんなにゲーム三昧で、マネージャーしてて、勉強学年トップなんだろ?不正してんじゃねぇだろうな」
「ははは…」
「この間の期末テストで、『あと10点だったのに!』って悔しがってたぞ」
「10点?」
「5科目合計点が490点だったんだと」
「ナニィィィ!」
「アイツ、そんなに頭良かったのか!」
「その脳みそ分けてほしい!」
『へっくちっ!』
「かなたちょん、大丈夫?風邪?」
『いや、誰か私の噂してるのかな…へっくちっ!!』
(研磨ぁ!)(はいはい)(今回はニャンコだよ!ニャ!ン!コ!にゃはぁー癒される)((ゲームになると変わり過ぎる…))