第2章 全校集会にて
「なぁ、5組の春風っていい脚してるよな」
「脚もだけど、腕も長くて綺麗だったぞ」
「いや、俺は一緒の可愛い系の女子がいいな。ってお前、いつ見たんだよ」
「前に一緒にいる女子に長ジャー貸して、半ジャーのところを見た!」
「胸もまぁまぁありそうだし…俺、告っちゃおうかな」
「やめろ。お前みたいのと付き合わねぇよ」
「お前だって」
「あんな才色兼備な女子と付き合ってみてぇわ」
ゾクッ!
「「「っ!?」」」
「な、なぁ、今なんか寒気?感じなかったか?」
「ぁ…あぁ、つか3組の影山がメッチャ睨んでる!」
「4組の月島も、なんかコッチ見てる!!」
『?』
「?どうかした?」
『何か、2組が騒がしいんだけど…』
「本当だ。ヒッ!!」
『仁花?あ、田中先輩。こんにちは…っていうか、何でそんなに1年を睨んでるんですか?』
「1年じゃねぇ。お前達にちょっかい出そうとしてる奴等を見てんだ」
『?ちょっかい?』
(あいつら…)(この間から影山と月島がピリピリしてるのは、こういう理由か)(牽制だな)
あとがき
舞台裏で、夢主にちょっかいかけようとしてる人は影山&月島&田中&西谷に睨まれて退散。