第7章 If 大地さんと付き合ってたら
if 大地さんと付き合ってたら。
「なぁ、1年の美人知ってるか?」
「おお!知ってる!!男バレ部の春風だろ?いいよなぁ。あんな美人が二人も…」
「俺は、もう1人の可愛いのがいいなぁ。小動物みたいでいいよな」
「3年の美人もいいんだよな。でも、1年もスゲェエロいんだよ。時々ポニーテールにしてるんだけど、その見える項に黒子があって」
「うわぁ、それで浴衣とか着たら押し倒すわ」
「おいっ!見ろよ。男バレ部のマネ、3人で歩いてる!マジ、目の保養」
「?何か、春風だけ別れたな」
「…あれって?スゲェ春風と仲良さそうじゃね?」
「オイ!うちの春風に何の用ですか、ゴラァァァ!?」
「勝手に目の保養にしてんじゃねぇ!」
その頃の春風達。
「何か、2年の教室から嫌な声が聞こえるな」
『確かに…まさか、田中先輩達じゃないですよね?』
「…あり得る」
『でも、澤村先輩とこうして歩けるのも、あと少しなんですね』
「何だ寂しいのか?」
『それは、寂しいですよ。だから…』
"今のうちに、たくさん構って下さいね?"
(大地さん!今日、春風と手繋いでませんでしたかぁぁ!?)(え…あぁ…まぁ、付き合ってるからな)
((ええええぇぇぇぇぇぇぇ!!))
(我々の第2の女神が…)(ノヤっさん!やっぱり、俺らには潔子さんしかいない!)
(あの2人、知らなかったのか?)(大地も色々と気にしてたからな。でも、あと少しだから公表したんだろ)(春風、大地といると幸せそうな顔してるよな)