第1章 〈銀魂〉まずは肩慣らし
銀時の言葉に土方が怒り、男の胸ぐらを掴む。
「おかしいなァ。俺、さっき新八の遺体の側でこんなモン拾っちゃったんだけど」
ーー銀時が土方に見せた物は煙草の吸殻だった。
「銀ちゃん……それ……煙草の吸殻?」
「土方さん……あんた、やっぱり……」
「ふっざけんなよ! 俺じゃねェ! ちょっと待て! 誰かが俺の吸殻を置いたんだろ! 俺は本当に!」
土方の訴えも虚しく、4人は彼を疑っている。
「誰だっ……俺を嵌めた奴は……」
土方は唇を噛んで、占い師の館を走って出て行った。
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