第13章 葉の散る季節
「ここまで来たら大丈夫かな」
「はぁはぁ、臨也、速い、はぁ、」
「亞璃亞大丈夫?」
涼しい顔で問いかけてくる臨也
「もう最悪だよ、九瑠璃ちゃんと舞流ちゃんともっと話したかったし、セルティさんに抱きついてないし、誠二さんに挨拶はして無いし、門田さんに臨也さんの愚痴聞いてもらってないし、狩沢さんと遊馬崎さんにこの前貸してもらった本の感想言ってないし、静雄さんに迷惑かけたし、何より波江さん来る前に出てきちゃったし、よく考えたら焼き芋パーティーなのに焼き芋食べてないし、ホント最悪」
「それで亞璃亞これから何処にいこうか?」
「話聞いてたかな折原くん、今私怒ってるんだけどな」
「はいはい俺が奢るからどこ行こうか」
「…何でもいいの?」
「良いよ別に」
「ーーーじゃあ」
「…よく食べるよね、太るよ」
「なんでもいいっていったの臨也だからね」
「だからって少しは遠慮って物がないかな」
「ふんだ、臨也がわるいんだから」
「でも3つもパフェ食べると太るよね」
「そこはちょっと気にしてるから言わないで、」
「じゃあ止めれば良いのに」
「五月蝿い、美味しいからいいの、」
「ま、いいよ、可愛いし」
「えっ、うわわっ、」
パフェに乗ってたいちごをおとす亞璃亞、
亞璃亞が慌てるのはいつ見ても飽きないかな
ーーー後日、
(太った…)
(ほら、俺言ったからね)
(うー)
((なでなで))