第13章 葉の散る季節
ーーーと、言うわけで絶賛お誘い電話なうです
ーーセルティ・新羅ペアーー
プルルルル
『もしもし、岸谷です』
「あ、新羅さん?亞璃亞です、」
『ああ、亞璃亞ちゃんか、どうしたの?』
「まあ、かくかくしかじかなんですけど」
『うん、全然分かんないよ、それで?』
「…………そこは突っ込まないんですよ
皆で焼き芋パーティーしませんか?」
『僕と?』
「はい、」
『セルティで?』
「は……ん?」
『わかった!行くよ行く行く!セルティも行くよね!よし行こう、』
「わ、わかりました、日程は後ほどメールで」
その後セルティから『新羅が迷惑かけてごめんね、しっかり痛めつけておいたから。焼き芋パーティー誘ってくれてありがとう。できるだけ日程空けておくね。』なんてメールがきたのは五分後の話である
ーー門田ーー
プルルルル
『もしもし』
「もしもし門田さんですか?亞璃亞です」
『亞璃亞か、どうしたんだ?』
「えっとですね、皆で焼き芋パーティーしようって事で門田さん誘ってみたんですけどどうですか?」
『悪くないな、誰が来るんだ?』
「新羅さんとこを誘って、あとは杏里ちゃんとこと狩沢さんとこと誠二さんとこと……………静雄さんです」
『……正気か?』
「正気ですよ失礼な
……仲良くなって欲しいじゃないですか」
『まあ、わからないこともないけどな』
「二人共、嫌いじゃないですし、」
『そういえば臨也の彼女になったと聞いたが本当か』
「な……んでそれを」
『……本当だったのか…臨也が自慢してきた』
「え、あ。う、にににに日程はごご、後日連絡しますっ!」
ツーツーツー
(逃げたな)