第12章 とある日のとある日常
あーゆー性格じゃなかったらイケメンなんだけどな
「はぁ、」
キャベツを手にとって溜め息をついた
やっぱりハンバーグの方がいいかな?
一応食費などは臨也が稼いでいて、仕事などをしてくれているのは知っているのであんな事を言いつつ少し悩んでいた
臨也野菜嫌いだしね、でも、ちょっとはたべてくれないとこっちが心配なんだよね、
またキャベツに向かって溜め息をつく
「お、亞璃亞じゃねえか」
「門田さん、珍しいですね、」
一応家政婦として三ヶ月は経っている訳でこのスーパーにも通うのだが門田に会ったことは今日が初めてだ
「まあな、いつもはコンビニで済ましてるからな」
「体に悪いですよ、」
「そうは思ってんだけどな、一人暮らしだと作る手間がめんどくせぇ」
と、困ったように言った
「良かったらお惣菜位なら作りますよ?」
「……いいのか?」
「はい、一人分増えたくらいならあまり変わりませんし、
……あ、毎週月木にこの時間に買い物に来てるのでその時にわたしましょうか?」
門田さんが少し微笑むと
「ああ、頼む」
と嬉しそうに言ってくれた