第10章 お出かけなう!
押しに弱い私は結局あの服を着ることになった
(決め手は臨也の『今度高級ショートケーキかってあげるからさ』と言う一言だった。)
それで着てみたものの
や、やっぱり、恥ずかしい………
「亞璃亞?着替え終わったの?」
ガチャ
ドアを、開けられた
私がまだ着替えていたらどうするつもりだったんだろうね
着替え終わったのが分かってあけたのかな?
「なんだ、本当に終わってたんだ?残念だなぁ」
こちらこそ残念、前者だったらしい
やっぱり臨也は変態と言う結論が脳内会議で決定した
「着替えたけど、やっぱり脱いでいい?
恥ずかしくて死にそう……」
「だーめ、折角可愛いんだからさちゃんと来ててよ」
「脱ぎたい……」
「脱ぐなら俺の前で脱いでね」
「……変態」
「大丈夫、俺は亞璃亞一筋だからさ」
「臨也は信者いっぱいいるでしょ、なんで私なの」
「一目惚れって言ったじゃん、あれから亞璃亞のことしか考えてないよ」
「っ//恥ずかしいことさらっと言わないでよ
ほ、ほら、着替えたよ!欲しいものはなに!?」
「話の変え方が急だなぁ」
「煩い!早く終わらせて早く脱ぎたいの!」
「しょうがないなぁ、俺が欲しいのはーー」
「亞璃亞だよ」