第9章 あめあめふれふれ
「そうだね、あの日も雨だったかな」
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はぁ、なんで俺が買い出しに行かなきゃなんないんだよ
よりにもよってこんな雨の中5歳の子供を買い出しになんで出すの?
やだなぁ、どっか遠い所行きたい
ふう、なんかないかな
と、思った瞬間
俺の体から刃が出ててきた
途端にそこが温かくなり、触ると手が赤く染まった
5歳の俺には理解出来なくて、倒れた
「ね!まま!あそこにひとがたおれてるよ!」
「あら、亞璃亞
どうしたの?
……あの子血が出てるじゃない!
亞璃亞救急車呼んで!お母さんは血を止めなくちゃ!」
「亞璃亞分かるよ!きうきうしゃしゃんは、ひゃくとうばんなの!」
「ちがうわよ!119よ!」
「あ!違った!」
なんて、能天気な声が聞こえてさ、