• テキストサイズ

あ、そうですか【折原臨也】

第18章 私のこと見ててねずっとずっと



「結婚おめでとう」

そんな言葉が聞こえたのはつい一週間前

私はいつものようにまた臨也の手伝いをしてます


「亞璃亞」

「なにー?」

「コーヒー頂戴、喉渇いた」


旦那さんは素っ気ないけど

波江さん曰く
「愛情の裏返しよ、しょうもないから相手にしない方がいいわよ」

だそうです

私も特に気にしてません
だってコーヒーを用意する私を鳥肌が立つくらいの視線で見てるの知ってるからね

だから偶にくるりと振り返って

「いーざーやっ、」

「なっ、なんだよ」

「また見てたでしょ、」

「…早くコーヒー入れてよね」

「ふふふっ、可愛くないなぁ」

弄りたくなるのも仕方ないと思うんです








「当たり前でしょ」





「え?」





「俺が亞璃亞より可愛いわけないだろ?」





「ば、馬鹿っ、喋ってる暇有るなら仕事してよね!」


「……可愛いなぁ」


「煩い!」




こんな私達は新宿で最強のバカップルって呼ばれています




【END】
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp