第40章 黄色《逆ハーEND》
そう言ったところで十四松くんがやめてくれるはずもなく…
わたしは、ふたたび絶頂に導かれていく。
「やだやだやだっ…イッちゃう! 十四松くん…ッ」
十四松「いいよっ…ぼくもイくから…! いっしょにイこ?」
十四松くんは、腰を振りながら、わたしの首筋にキスを落とした。
「ああんッ…イクっ……! イッちゃう! はう…ッ、じゅ…しまつく…ッ」
十四松「うん、イこ…っ?さくらちゃん…ッ好きだよ」
十四松くんがその言葉をわたしの耳元へ囁いた瞬間。
わたしは、耐えきれず、2度目の絶頂を迎えた。
そして、わたしに締め付けられた十四松くんも、いっしょに絶頂を迎え、わたしのナカに大量の種を放った。
十四松「はあ……はあ…さくらちゃん……っ」
十四松くんは、わたしのナカへドクドクと白濁を注ぎ込みながら、わたしの身体をぎゅっと抱きしめる。
わたしは、そんな十四松くんの髪の毛をそっと撫でた。
「十四松くん……っ」
十四松「ありがと、さくらちゃん…気持ちよかったー」
「うん、わたしも……」
十四松「それに、さくらちゃん、めちゃくちゃ可愛かったー!」
ぎゅーっと抱きしめる腕に力をこめる十四松くん。
十四松「やっぱり兄さんには渡したくないなー!」
「えっ…?」
十四松「さくらちゃん、ぼくと付き合おうよーっ」
「えっ……えええ…?」
十四松くんがそんなことを言ってきたのは初めてだった。
十四松「ぼく、さくらちゃんのこと大切にするよー!さくらちゃんが本当に嫌がることはしないし、ほしいものはなんでもあげる!」
「……っ、十四松く――」
言いかけた唇を、キスで塞がれた。
優しくて、甘くて、とけてしまいそうな……そんなキスだった。