第3章 吹奏楽部オーディション!?
私は緊張しながら第一音楽室に向かっていた。
「吹奏楽部のオーディションって何をしたらいいんだろ・・・」
未来は部活があるからって行っちゃったし・・・
そんなことを考えている間に目的地についてしまった。
「うわっ、すごいな・・・」
そこには某夢の国と勘違いしてしまいそうな人の列があった。
何やら女子だけでなく男子もいるみたいだ。
その人だかりに唖然しているとこの間の入学式にいたテンションの高い神崎先輩がでてきて
「ようこそ!星雲学園吹奏楽部へ!!では早速オーディションをはじめていこうと思いますんでこの紙に名前を書いてね!!」
オーディションは五人ずつ順番に音楽室の中に入っていった。
私たちの順番がきた。
「いよいよか・・・」
緊張で心臓が壊れそうだ。
部屋の中に入ると長机に五人とその後ろに他の先輩方がいた。
順番に面接がはじまる。
私の前の人の番だ。
入学式のときの黒髪の野見山先輩が
「中学の頃は何をしていましたか。」
すると私の前の人が
「えっとお、中学の頃はあ帰宅部だったけどお、先輩たちにい教えてもらえばいいかなあと思ってえ・・・」
と、言ったところで野見山先輩が
「もう結構です。」
といった。