第4章 知りたい
「俺が教えてやろうか?」
翔からの提案に乗らないわけない。
「お願い!もう、翔大好き!」
そう言って抱き着きに行くと、いつもは華麗に交わす翔が、私を抱き締めてくれた。
「しょー?」
「少しだけ」
そんな甘えた声に私は頭を撫でてあげる。
「どうしたの?」
「最近岡田先輩ばっかで寂しい…」
耳まで真っ赤な翔。かわいすぎだろう。
「翔、好きだよ」
そう言うと、小さな声で 俺も と言う声が聞こえた。
しばらくして離れると、早速勉強。
なかなかスパルタな翔。
「ねぇ、さっきまでのかわいさどこいったのー?」
「しらない。はい、次。」
目指せV学の特訓は続く…