第2章 都会は怖い。
目的の駅についた
さっきの駅よりは人が少なく彼と離れる心配もなく駅から出た
目的地はそれほど遠くなく二人で歩いて行くことにしたが、今更だけど彼と並んで歩くとチラチラと女性達が見てくる…
そりゃそうか、高身長でスーツ姿、マスクしてても分かるイケメンオーラ←
(『きっと、彼女さんとかいるんだろうなぁ』)
じっと隣の彼を見つめていたら、目が合った
目が合うと同時にニコッと笑いかける
ごちそうさまです…←
??「そういえば・・・ここにはどうして?」
ここ、というのはメモ用紙に書かれている住所だろう
『引越しです。春からこっちの大学に通うので』
??「・・・そっかぁ、どこの?」
『あ、〇△大学です』
??「じゃあ、料理関係だね」
不思議だ
時々少し間が開き、戸惑いを隠すように笑いかける
すごく気になったが聞かないことにした
(『初対面だしね』)
??「あ、ここだよ」
気がつくと目的地のマンションについていた