第8章 あわよくば \❤︎/
「あぁっ!あっ、ぁあっ、…だめっまたきちゃうっ…」
「……っ」
「やっ…ぁあっだめっ………あぁっ!」
この喘ぎ声がかなり体にクる。
一番締まるところを見つけて重点的に攻めてやれば、凛は高杉の手を握りしめてそのまま達した。
その圧迫感に、高杉も耐えきれずそのまま凛の中で果てると下からぎゅっと抱き締められた。
「…はぁ……晋助様ぁ……」
「…どうした」
「…今日はもう少しだけ、このまま…」
「今日はもうどこにも行かねえさ。凛が寂しがるからなァ」
抱き締め返してやれば、嬉しいのか凛はまた以前のようにニコニコと笑って高杉の頬にちゅっとキスをした。
そしてはにかみながら、
「晋助様が大好きなんです。だからこれからも晋助様のお側にいさせてください!」
この純粋な笑顔にまた愛しさが込み上げて、凛の細い体をさらにぎゅっと強く抱き締めた。
「不安にさせて悪かったな。…だが俺の隣は凛、お前ただ一人だけだ」
「…嬉しいです。」
いつにないくらい優しく微笑まれて、嬉しさと恥ずかしさでいっぱいになる。この顔を見られたくなくて、凛は高杉に見えないように俯いた。
「明日連れていきてえところがある。」
「…どこ、ですか?」
「明日のお楽しみだな」
「わかりました!楽しみにしてます!」
高杉は繋いだままの凛の手の甲にキスをすると、また続けて言った。
「たまにはお前を妬かせるのもいいもんだ。俺の上で必死になって腰を振る凛も見られたからな」
ニヤリと笑う高杉に、凛はまた真っ赤な顔に戻って両手で顔を覆った。
その姿が可愛くて、また苛めてやりたい衝動に駆られるが、そこはぐっと堪えて真っ赤になった凛にキスしてやる。