第30章 【最終章】夢か現か \❤︎/
何度も何度も奥深くまで貫かれて、凛は高杉にしがみついて身をよじらせた。
「ぁっ…!またイっちゃ、うっ……!」
何度絶頂を迎えても身体の熱は冷めなくてさらに愛する人が欲しいと疼いて止まらない。
「ッ…、可愛いぜ、凛…っ」
高杉の声を聞くたび、腰を動かされるたびに気持ちよくて頭が痺れて真っ白になってもう何もかもどうでもよくなる。
ただ高杉が好きで、愛しくて、飛びそうな意識の中薄らと目を開けると高杉と目が合った。
「…晋助さま…」
「…あ?」
「すごいっ……きもちい…」
「…俺も…っすげェ気持ちいいぜ…ッ」
「ぁっあ…!〜〜っっ!!!」
高杉の色っぽい声と吐息が耳にかかってそれだけで身体がぞくぞくして、その上気持ちいいところを突かれて必死に逃げようと腰を浮かせた。
すると腰を掴まれて固定されて、涙を流しながらただ逃げ場のない快感に耐える。
「あっぁ…っ!…ぁ…っっ!!」
死にそうなほど恥ずかしいけれど、もう何をされてもたまらなく気持ちいい。
何回イかされてもまたすぐに攻められて、もう自分ではどれだけ絶頂を迎えたのかも分からない。
狂ったように喘ぐ凛の姿に、高杉はニヤリと笑った。
普段の純粋な凛も、自分の前でだけこんなに乱れた姿を見せる凛も、どっちも愛しい。
絶対に誰にも渡したくない。
「…凛…凛ッ…テメェは一生俺のもんだ…ッ」
朦朧とする意識の中聞こえたのか、凛は一瞬幸せそうに笑った。
「…凛…ッ好きだ、」
「っぁ、ん、わたしも…っ…大好きで、すっ…!」