第17章 Good for you \❤︎/
凛とまた子は二人江戸に来ていた。
たくさん買い物をして、とても満足になって帰り道を歩いていると気になるお店を見つけ凛は店の前で立ち止まった。
そこはとてもかわいいランジェリーのお店だった。
店先のディスプレイを見ると、そこには女の子らしいかわいい下着がたくさん飾ってあってとても目を引く。
「…かわいい…」
「見てく?」
「…いえ、大丈夫です」
とっても可愛いけれど、中々こういうお店には入りにくい。
「…もう次いつ江戸に来れるか分かんないッスよー」
「………少しだけ見てもいいですか?」
「じゃあ行くッスよ!」
扉を開けて店に入ると、中にはもっとたくさんのかわいいランジェリーがたくさん置いてあった。
ピンク、水色、紫、黒、白。
どれも可愛くてつい目移りしてしまう。
「…かわいい」
そういえば、ちょうど下着を新調しようとしていたのを思い出し中を色々と物色していると後ろからいきなり女の人の声がしてびっくりして振り返ると、そこにはここの店員だろう、とても細くて綺麗な女の人が立っていた。
「何かお探しものですかー?」
「あっ…えと、とっても可愛いなって思って…」
「そうでしょ?うちの商品は女の子達にとっても人気なんですよ」
「ほんとに全部可愛くて迷ってしまって…」
「どんなものをお探しですか?…あ、もしかしてカレのためにお探しものですか?♡」
店員の言葉に凛は顔を赤くした。
「違いますっ!自分用に新しいものが欲しいなって思って…」
「あら?でもカレのためにってランジェリー選びに来る女の子多いんですよ♡」
すると、ずっと凛の隣にいるだけだったまた子が口を開いた。
「いいじゃないッスか!晋助様に!」
「えっ」
「男はみんな彼女の可愛い下着とか大好きだと思うんスよ〜きっと晋助様も喜ぶッスよ!」
「そうですよ〜大切なカレのためにどうですか?♡」
「えっと…あ、あのっ…」