第14章 Spirits \❤︎/
「ああああっ♡」
火照った体に蒸気した頬、そして溢れる涙にさすがの高杉も少し欲情しているようで、互いに荒い息の中喘ぎ声だけがこだまする。
「あっあ、あんっ、あぁっ!」
酒のせいだろうか。
いつもより熱い身体に呂律のまわらない大きな喘ぎ声、そして締まる腟内。
突くたびにきゅうっと締め付けて離さない凛に、高杉も顔を顰めた。
「あぁっ…晋助さまのっ…熱いの…っ…!」
少し欲情したような表情の高杉を見ると、さらになんだかエッチな気分になってきて、声を抑えることなんてできない。
ただ気持ちよくなりながら喘ぐ自分に対する羞恥なんてもうどうでもよくて、朦朧とする意識をなんとか保ちながらさらなる快感を求めて凛は自ら腰を擦り寄せた。
「あっぁんん!やらっ…ぁっあ、ふぁぁ…っ」
「……、」
「しんすけさ、ま、あっぁ、ひゃあっ…んんっ…しゅきっ…大しゅきぃっ…♡」
「…くっ、」
「あぁっ、あんっ、しんすけさまぁ…ちゅう…ちゅうしてぇ……っ♡」
「…凛ッ…」
名前を呼びながら唇を重ねるたびに凛のナカがキツく締まって、絶頂が近いのか凛は大粒の涙を流しながら高杉の背中に回した手で背中に爪を立てた。
「あっ、あぁっ、もうらめっ……しんすけさまぁっ…イくっ♡…イ、くっ…!あっあっぁ、あっ…!」