第3章 酒と色欲 \❤︎/
「あっぁ、ああ、イっちゃ、んんっ…!」
「…イけよっ…くっ」
激しく腰を打ち付けると、この快感に耐えきれずに凛はそのまま絶頂を迎えた。
さらに締め付けがキツくなって、高杉も凛の腹の上に白濁を吐き出した。
まだ呼吸が整わず、荒く息を吐く凛の唇に触れるだけのキスをしてやると、今度は凛がせがむように高杉にキスをした。
「っ……」
いきなりのことに高杉も唇の隙間から吐息を漏らした。
数秒間キスをして唇を離すと、満足気な凛の顔が見える。
「晋助様のこの顔と声が好きです!」
「…やってくれんじゃねえか」
嬉しそうにニコニコ笑う凛の頬をむにーっと引っ張って、仕返しにまた凛に深く口付けた。
「…晋助様、大好きです」
幸せそうに言う凛に、この時ばかりは高杉の頬も緩んでそれを隠すようにわしゃわしゃと凛の頭を撫でた。
「そんなの、とっくに知ってらァ」
微かに酒気を帯びた高杉の顔は心なしかほんのり赤くなっているように見えて、凛の目にはそれがひどく妖艶に映った。
~ 酒と色欲 ~