第10章 キラキラ.*・゚
お互いに名前を呼び合うとまた子も優しく笑ってくれて、なんだかこっちまで嬉しくなった。
「今度晋助様との話聞かせるッス」
「話?」
「晋助様と凛の話に決まってるッスよ」
「え……え!?」
途端に恥ずかしくなって、今度は凛が顔を赤くした。
「きっと晋助様のことだから色々とすごいと思うんスよ。そうッスよね?だから今度その話を詳しく」
「い、言えるようなことなんてないですよ!」
「言えるようなことはない!?そんな過激なことばっかりやってるッスか!?」
「違いますよ!?!?」
「これは楽しみッス!!!」
楽しそうにキラキラと笑うまた子に、さっきよりもさらにキラキラ輝いてみえる空と海。
なんだか心までキラキラになった気がした。
~ キラキラ.*・゚ ~