第9章 一押し二金三男 \❤︎/
凛は起き上がって高杉の顔を覗き込んだ。
するとその瞬間いきなり高杉が凛の体を持ち上げて、自分の体を凛の脚の間に入れた。
その姿はまるで凛が高杉に馬乗りになっているようで…
「いい眺めじゃねェか」
「っ!?!?」
凛の反応を見て楽しそうにニヤリと笑う高杉に、凛は顔を真っ赤にして固まった。
「まァ…なんだ、やっぱりお前は着飾んねえいつもの姿でも十分ってこった」
「……今日の晋助様は変です」
「思ったことを言っただけだ」
「……変です」
凛は握られた手を解いて高杉の上から退こうとすると、今度は強く腕を掴まれた。
「まさか、一回戦で俺が満足できると思ってんじゃあねェだろうなぁ?」
「へっ?………え!?」
高杉は凛の頭をグイッと引き寄せて首筋に噛み付くと、そのまま舌を這わせた。
「ひゃっ……!」
「次は俺を妬かせた責任とってもらうぜ」
そしてまた深く口付けると、凛を押し倒してニヤリと笑った。
~ 一押し二金三男 ~