第2章 「 幼馴染 」 山口忠
ダメだ
あの、ベタベタ触る感じ、許せない
あそこ、乗りこもう
「小竹くん。久しぶり!」
「あ、山口くん。うん。」
そこから、俺と小竹くんとでお喋りが盛り上がり
真由ちゃんはそっとその席から移動した。
女の子がたくさんいるところに移動してるし、大丈夫そうかな…。
「忠!!今度、ふたりで飲みに行こうな!!」
「いや、未成年だから!!!」
カラオケがお開きになる頃には
小竹くんは俺との距離を詰めに詰めていた
小竹くん、まじで人との距離の詰め方の早さすごい
別に真由ちゃんだから、とかじゃなかったのかも
「忠くん、帰ろう?」
「あ、うん。」
真由ちゃんに声をかけられ
行きと同じように家に向かう