第9章 「 ひみつのノート 」 及川徹
「ひみつのノート」あとがき
小説の間にこのように作者が出てくるのが私は現実に引き戻されるようで嫌なのですが、今回、少しだけ書かせていただきます。
このお話は書こうと思えばこれで長編書けたんじゃないかな?とも思ったのですが、やめました。
長編書くのは苦手です・・・。
実はもう少し岩泉くん、松川くん、花巻くんを出したかったのですが、入れられず。
ヒロインのことを好きな及川くんをからかったり、気持ちを汲み取ったりするシーンを書きたかったのですが入れられませんでした。
実は最後のシーンで駅方面へ一緒に向かってる友だちはその3人。という、私の中の設定があります。
さて、ここからはネタバレを含みます。
手紙についてです。
かなりわかりやすく書いたつもりなので、最初に手紙が出た段階で気づいた方もいるかと思います。
途中、及川くんも手紙を書く時に
「ファンレター」「ラブレター」のどちらに手紙を分類するか迷うシーンもあります。
あの手紙はヒロインのマンガに対するファンレターでもあり、ヒロインへのラブレターでもあるのです。
だから翌日、及川くんはヒロインから返事を聞くのにドキドキするのです。
マンガのこと以外も何か言われるんじゃないか?って。
そして最後、手紙に気がついたヒロイン。
「変だと思った」
そう、あの手紙、変ですよね。
文章。
もう少しちゃんとまとまった文章で書いても良さそうなのに。
ひとつのルールによってまとまった文章で書けなかったんです。(私が!)
本当は解説なんてせず、わからない人にはわからないまま・・・
でも、いいかな?
と、思ったのですが
及川くんのお話を更新するなかでたくさんの方にしおりを挟んでいただきました。
しおりを挟んでくださってる方の中で
「どういうこと?!」
で、終わってしまう方がいたらせっかく読んでいただいたのに申し訳なくて・・・
今回、このようにしゃしゃり出てきました。笑
きっともう1度手紙を読めば意味がわかるんじゃないかな?と、思います。
お手紙114ページに載っております。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
引き続き、更新してまいりますのでよろしくお願いします。
小池