• テキストサイズ

【進撃の巨人】あの日の少年

第2章 [別れ、そして出会いと再会]


ミカサと一緒に白猫に会いに行くと、エレンとアルミンがいた。

「よぉ。今日は何やら注目されてたな。」

エレンがニヤリ、と笑った。

「やっぱり思いっきりやると清々しいね!」

確かに注目されたけど、今まで我慢してた分スッキリした。  

「ミカサ、ありがとう!」

「...どういたしまして。」

ミカサが顔を隠した。

「白猫...もう怪我治ったみたいだね」

アルミンが言った。

「何でわかるんだよ、アルミン?」

「足触られるの、前はあんなに嫌がってたのに今は嫌がらないでしょ?」

そう言って、アルミンは足を触った。

「それに昨日、エレンから逃げようとした時普通にシーラの腕から落ちたでしょ?
もう大丈夫だよ。」

そうなのか...。

「じゃぁ、もう居なくなっちゃうの?」


「いつまでもここに置いとくわけにもいかねぇからなぁ。
別れってもんは長引くと後からもっと辛くなるだけだぞ?」

エレンが現実を突きつけてきた。エレンの言うことは正しい。

「じゃぁ、逃がす?」

アルミンが言った。

「私は構わない。」

「...いいと思うよ。」





白猫を地面に置いた。

白猫は察した様子で、アルミン、ミカサ、私にスリスリした。
...エレンには、手を引っ掻いた。

最後まで懐かなかった。



白猫は暗闇に消えた。

二日しか会って会ってないけど、楽しかった。





ありがとう。



/ 23ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp