第1章 不安定(風魔小太郎)
椿side
小太郎「僕は、椿さんが作ってくれるなら、何でも好きです」
優しく頬笑みながらそう告げられれば、小太郎さんの為に頑張ろうと思える
よしっ
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あれから、色々廻り一つ一つを二人で吟味し、ある程度の物は決まった
後は帰って調理するだけなのだが、そこが一番気を付けなければと思う
城の皆に見つからないように…幸村様は事情を話して頼めば、渋々でも許してくれそうだけれど
それでも、良い訳では無いし…
考え込んでいると、小太郎さんによばれ
小太郎「椿さん、好きな食べ物は先ほど伝えた通りなのですが、、、」
椿『はい』
やわらかい微笑みに見とれていると
小太郎「食べてしまいたいと思ってしまうものは有ります」
手をそっと繋がれ、トクトクと心が跳ねる
椿『それは、何でしょうか?』