第5章 みんなで一緒に。
~ side スズナ ~
「リョー兄、あれ食べたい!」
「りんごあめ?いいよ、おっさんひとつちょーだい」
そう言うと、お店の人がりんごあめをリョー兄に渡した。
「ほら、スズナ」
「わーい、ありがとーリョー兄♪」
早速一口食べてみる。
「美味しい!」
「良かったな」
「うん!」
「俺にも一口ちょーだい」
「へ?」
するとリョー兄は、私が食べたところを一口かじって食べた。
!?
か、間接キス!?
わ、わわわわ…(゜ロ゜;
「ん、甘いね。スズナ、どうした?」
「い、いや何でもないよ…」
「?」
う~、リョー兄のバカ!
鈍感にもほどがあるよ…
べ、別に嫌じゃないけどさ…
だって一応…
あー!
もう、分かんない!!